- ことばが出ない
- ことばが遅い・少ない
- ことばがつながらない
- 言いたいことがことばにならない
- 意味のあることばが話せない
- 聞こえにくいため、ことばがはっきりしない
- 自分の要求を伝えられない
- ことばでやりとりができない
- 発育センターで「様子を見ましょう」と言われたが変化がない
- 話すときにことばがつかえたり
つまったりする(吃音) - もうすぐ小学校に行くのにしゃべれない
「発語がない」「発語が少ない」お子さんは、音声を出す基本機能が弱いことが多く、息や声を出す力をきたえることで、ことばを言いお話しできるようになります。
ですから、あきらめる必要はありません。根気強く練習していくと必ず発声や発語ができるようになるものです。
お子さんには皆ことばを発する力が備わっています。 毎日お子さんに接するお父さんお母さんがお子さんの力を信じて育み続けること。これが最もパワフルな栄養剤です!
練習を重ねることで、会話ができるまでに成長した例を紹介します。
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発語はなし。単音(あ・お)の口まねができていました。
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呼気を10 秒続けて出せ、「やったー」などの単語のまねが増加!
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「食べたい」など自発的なことばが出てきました。
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「お茶を飲んだ」など助詞の入った二語文を言えるように。
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11か月後には三語文、13か月後には四語文が自発的に出てきて、小学校高学年では会話に困ることはなくなりました。
ご家庭でも出来る遊びの一部を、ご紹介します。
道具を用意して、お子さまとゆっくり・楽しく遊んでみましょう。
書籍では注意点と指導方法についても詳しく紹介しています。

- 使う道具
- ラッパ、呼び笛(大小)
- 遊びのヒント
- 小さいラッパを上手に吹けるようになったら、大きいラッパを吹かせてみましょう。
強く吹く力がついたら、呼び笛を吹かせてみましょう。

- 使う道具
- 少し離れた所に父、母、兄弟、姉妹にいてもらう。
- 遊びのヒント
- 家の中では1階と2階の距離や、廊下の端から端を活用できます。かくれんぼをして「オーイ」と呼んで隠れている人を探し、隠れている人は「ハーイ」と返事をしてあげましょう。

- 使う道具
- コップ1個、きれいな水
- 遊びのヒント
- お風呂場なら、からだに水がかかっても大丈夫。
しかし、からだは時々お風呂で温めるようにしましょう。
水面に直接口をつけて吹くお子さんもいます。怒らないで息出しを楽しんでもらいましょう。